京急の運賃値上げは23年秋ごろ 初乗り10円程度、通学定期据え置き

京浜急行線(資料写真)

 京浜急行電鉄(横浜市西区)は11日、2023年度中に実施予定の鉄道運賃の引き上げについて、時期は秋ごろになると明らかにした。値上げ幅は平均10%程度。初乗り運賃は10円程度の値上げを想定している。

 家計負担を考慮し、通学定期券は据え置く。同社の運賃改定は消費税率変更によるものを除き、1995年以来、28年ぶりという。

 今年5月に運賃改定の方針を発表した際、新型コロナウイルス感染症の影響で鉄道事業が打撃を受けている上、バリアフリー化や監視カメラの設置など、多額の設備投資を計画しているためと説明していた。

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