岡谷鋼機は、民事再生手続き中でシステム開発を手がけるオフィスエフエイ・コム(栃木県小山市)からロボット制御システム事業などを取得することを決めた。受け皿会社として10月に新エフエイコム(仮称、同)を設立したうえで、11月30日付で事業を引き継ぐ。生産や物流の自動化のためのシステム構築や、ロボット設計・開発事業の強化につなげる。取得価額は非公表。
東京商工リサーチによると、オフィスエフエイ・コムは7月末に東京地裁に民事再生法の適用を申請した。同社は1997年に創業。2021年12月期の売上高は80億円。
岡谷鋼機は全額出資で新エフエイコムを設立し、従業員200数十人でスタートする。初年度50億円の売上高を目指す。