源建設と優先交渉へ よしかわ杜氏の郷売却で 上越市

 上越市は14日、民間への売却を検討している吉川区の第三セクター「よしかわ杜氏の郷」について、候補者選定の結果、源建設(同区)を優先交渉先に選んだことを発表した。今後、売却に関する交渉を開始する。
 企画提案には4者が名乗りを挙げ、第三者を含めた選定委員会で、源建設を優先交渉先に選んだ。
 市は「杜氏の郷」の発行済み株式総数の82%に当たる3041株を保有。残る18%(642株)は複数の株主が保有している。
 「よしかわ杜氏の郷」は旧吉川町時代の1999年に法人設立、2000年に施設開業。日本酒市場の縮小などを背景に15年度から21年度まで7期連続で純損失を計上していた。
 市は昨年12月に売却方針を打ち出し、企画提案型のプロポーザル方式で譲渡先の候補者を探していた。

よしかわ杜氏の郷

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