横浜の宇宙科学館、プラネタリウムの星投影数でギネス挑戦 最新機種を導入 現在の世界一はどこ?

準備中のプラネタリウム

 横浜市磯子区の「はまぎん こども宇宙科学館」が、プラネタリウムの星の投影数でギネス世界記録更新を目指している。最新鋭の投影機を導入し、より多くの星を映し出すために細かな調整に力を入れている。記録に加え、担当者は「一段と良い星空が映し出され、臨場感や感動が生まれるといい」と期待を込める。  

 同館は1984年に開館。老朽化した投影機を新しくするのは2001年以来で、同市都筑区の「大平技研」が開発した機種を導入する。

 無数の穴が開いた「恒星原板」にLEDライトを当て、投影レンズを通して星空を映し出す仕組み。これを一つのユニットとして、32のユニットを組み合わせてドーム状のスクリーンに投影する。

 投影機はただ設置すればいいわけではない。同館でプラネタリウム解説員を務める甲谷保和さん(47)はこう強調する。「スクリーンにレンズのピントを合わせる。また、32個のユニットをぴったりの位置に合わせるのが大変な作業だ」

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