愛媛県知事選挙に立候補 林紀子(はやし・のりこ)氏の経歴・政策まとめ

任期満了に伴う愛媛県知事選挙が11月3日告示、11月20日投開票の日程で実施されています。今回の愛媛県知事選挙には届け出順に自民党県連・公明党県本部・国民民主党が推薦する無所属現職の中村時広氏(62)、共産党新人の林紀子氏(60)の2名が立候補しました。本記事では共産党新人の林紀子氏についてご紹介します。

愛媛県知事選挙に立候補 中村時広氏の経歴・政策まとめ

福岡県北九州市出身、日本共産党県委員長など歴任

林氏は1962年福岡県北九州市出身、愛媛大学中退。民主青年同盟愛媛県委員長、日本共産党中予地区委員長、日本共産党県委員会書記長を経て、2010年から日本共産党県委員長・中央委員を務めています。

林氏が掲げる政策とは

林氏は自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。

「5つの改革プランと20の重点政策」

1.県民のいのちと暮らし、地域経済を全力でささえる県政へ

・いのちの危機、県民の健康保持に対応できる医療体制の充実をはかる。危機への対応を日常から促進する。保健所の体制強化や医療機関への財政支援、医療・介護を支える体制強化、予防医療・検診制度の拡充などをすすめる。

・県民所得・平均年収の引き上げのためにも、先進県の経験に学び、全国最低グループの最低賃金の引き上げのために県独自で中小業者へ支援制度を創設する。ブラック企業・ブラックバイトの実態を調査し、悪質な場合は実名公表するなど厳しく指導する ほか

2.原発ゼロ・気候危機打開を愛媛から。再エネ・省エネを行政から全力で促進

・トラブル続きの伊方原発3号機の稼働を止め、廃炉へ。

・2030年までのCO2削減目標を国の低い目標以上の国際水準に引き上げる。

西条石炭火力発電所の建設を中止する。削減目標達成のための専門家チームの結成とともに、県民の意見・アイデア・努力を総結集するシステムを構築する。再生可能エネルギーを県庁、学校をはじめ公的施設で率先して活用する。 ほか

3.ジェンダー平等の遅れを打開し、誰もがいきいき輝く愛媛に

・東京都をはじめ、全国で広がっている「パートナーシップ制度」を県として創設する。

・県公務員の女性管理職の登用を現状の9.3%から少なくとも職員の女性比率に匹敵する3割へ高める。男女の賃金格差を県庁職員から是正する。 ほか

4.子育ても学びも安心して愛媛で。スポーツ・文化・芸術を応援し「住みたい住み続けたい愛媛」で少子化・人口減に歯止めを

・県立高校の統廃合計画は見直し、子どもたちが地元で学ぶ権利の保障を。特別支援学校の過密化、教員・教室不足の解消を急ぐ。生徒にも教員にも過重な負担となっている「全国学力テスト」に参加せず、「県学力テスト」は廃止する。

・「子育て応援3つのゼロ」(18歳までの医療費ゼロ、学校給食費ゼロ、妊産婦医療費ゼロ)で子育てを支援する。高校教科書の無償化をめざす。私立高校も授業料無償化へ、国にも働きかけながら実現させる。ひとり親家庭への支援の強化、学生への給付型奨学金制度の抜本的拡充をすすめる。 ほか

5.県民とともに歩む県政に。国の政治にも県民の立場で発言する県政へ

・税金の使い方、優先順位を県民の暮らし・福祉・教育におく。

ダム建設、分水事業、不用不急の大型公共事業は中止・凍結し、県民の税金は、暮らし・福祉・教育に重点配分する。

・県民に開かれた県政にする。県議会だよりの発行や「文書館」の設置をはじめ、情報公開を強める。県のホームページに「県民の声」を設置する。各層運動団体・市民団体との懇談を定期的にもち、県民の声に耳を傾け県政に反映させる。 ほか

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