ねっとり開成弥一芋に、こだわりの真鶴ミカン 神奈川特産の逸品、JAサイトで全国販売

開成町の宮上さんが育てた開成弥一芋(JA全農かながわ提供)

 JA全農かながわ(神奈川県平塚市)は7日、JA全農が運営する国産農畜産物の産地直送通販サイト「JAタウン」内ショップで開成弥一芋と県内産のミカンの注文・販売を始めた。同サイトはカテゴリや産地から全国各地の逸品を検索でき、各JAから旬の食材を購入できる。

 今年から取り扱うことになった開成弥一芋は、1903年に開成町の高井弥一郎氏が常念寺(小田原市)の住職から譲り受けた種芋がルーツとされ、地元農家の有志が生産拡大に取り組んでいる。町の豊かな清流・土壌によって育てられた芋は食味が優れ、白くねっとりとしたうまみを持つ。生産者の宮上透さんは「伝統的な品種の味わいを楽しんでほしい」と話す。Lと2L混合で6キロ4480円(送料込み。遠隔地別途)。

 ミカンは真鶴町で25年以上栽培している諸星渉さんの農園で採れたもので、無加温のハウスや、枝つりで日照を確保するなど、こだわりの栽培が特徴。酸糖度のバランスが優れているという。いずれもサイズ混合で3キロで3980円、6キロ6480円(同)。

 問い合わせはJA全農かながわ管理部総合対策室電話0463(20)2872。

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