交流試合「いい思い出」 3年生プレー楽しむ 関根学園野球部OB会

 関根学園野球部OB会(小池寛之会長)は12日、今年の3年生部員との交流試合を同校グラウンドで行った。OB約20人が参加し、引退試合となる3年生と熱戦を展開。3年生が最終七回に4点差を追い付き、4―4の引き分けとなった。

今年も交流試合を通じ親睦を深めた関根学園野球部OB会(左)と現3年生部員

 OBは20代から50代まで参加。軟式野球の各種県大会で活躍している選手も多い。平成26年の夏の県大会準優勝メンバーである野球部の小山謙太郎部長(26)もOBチームで昨年に続き参加した。3年生は中学や幼年野球以来の軟式球に慣れない様子だったが、徐々に適応した。
 先発登板した見波卓也さん(40)は巧みな投球で無失点に抑え、最後に代打で出て、二男の蒼斗投手(17)と親子対決も。結果は三塁ゴロで息子の勝利。見波さんは「いい思い出になりました」と笑顔で話した。
 小池会長(52)は「今の3年生はコロナ禍で思うように部活動ができなかったと思うが、上の代を見ながら、よく努力し頑張ったと思う。これからも仲間を大事にしてほしい」と3年間の頑張りを思いやった。
 3年生は選手16人、マネジャー1人の計17人。部活動引退後も大学で野球を続けるため練習に参加している増野樹・前主将(17)は「久しぶりに3年生と一緒にやって試合の盛り上げ方や仲の良さを再確認した。甲子園には出られなかったけど、(兵庫県出身で)親元を離れて学ぶことがたくさんあった。関根学園に来て良かった」と話していた。

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