上越市で産地交流 大根収穫など体験 パルシステム東京組合員

 生活協同組合「パルシステム東京」の組合員が12、13の両日、上越市を訪れ、切り干し大根作りなどの農業体験を行った。
 平成17年に、パルシステム東京、パルシステム生活協同組合連合会、JAえちご上越、よしかわ杜氏の郷、上越市の5者で締結した「食料と農業に関する基本協定」に基づく交流会。日頃利用する食材の産地を訪れ、食や農作物への理解を深めてもらうことを狙いとしている。

自分たちで収穫した大根を丁寧に水洗いする参加者

 今回は2家族4人が参加。12日は上越市吉浦の桑谷ファームの畑で、切り干し大根に加工する大根の収穫や洗浄を体験した。
 参加者は、収穫した約40本の大根を1本1本、丁寧に水洗いした。夢中になってたわしで泥を落とすと、大根は見る見るうちに白肌を現した。
 村形草太君(5)は「水は冷たかったけど、おいしくなあれ、と願いながら一生懸命洗った」と胸を張り、母親の絵美さん(41)は「空や畑がとても広くて驚いた。自然の豊かさを感じられた」と笑顔で話した。
 翌日は切り干し大根のパック詰めや、名立区で梅のせん定作業を見学。昼食に笹(ささ)ずしを味わうなどし、帰途についた。

© 株式会社上越タイムス社