泥酔状態でタクシー運転手にけが負わす 神奈川県の20代男性職員を減給 「公務員の自覚欠いていた」と依願退職

神奈川県庁

 タクシー運転手にけがを負わせたなどとして、神奈川県は18日、県福祉子どもみらい局の男性職員(27)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。男性は会計年度任用職員で同日、依願退職した。

 県によると、男性職員は9月5日未明、川崎市高津区内の路上で泥酔状態でタクシーから下車。乗車運賃の支払いを求めた運転手を振り払い、顔面に全治3週間程度のけがを負わせた。県警に強盗傷害容疑で逮捕されたが、被害者と示談が成立し、同29日に不起訴処分となった。

 県の聴取に対し、「酒に酔った状態だった。公務員の自覚を欠いており、迷惑をかけて申し訳ない」と説明したという。

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