初のペット向け七五三 三和区の風巻神社 家族の節目祝う

 三和区岡田の風巻神社(遠藤眞臣宮司)は19日、初のペット向け七五三を執り行った。市内から3組、見学を含めて犬5匹が参列。心身すこやかに、家族ともども長生きできるよう願った。

来年参加のため見学に来た人を含め、犬5匹が着物姿で参列

 5匹は参加者が制作した着物を身に着けて参加。おはらいを受け、家族と共にサカキを納めた他、千歳あめの代わりにドッグフードとお守り、手作りの御朱印を受け取った。

同日の七五三向け手作り御朱印。千歳あめ代わりのドッグフードなどもプレゼントされた

 上越市大町の丸山祐子さんが同神社を参拝した際、ペットの話題を通じて依頼し、友人たちと参加が実現した。同日はミックス犬のシェリ君(3)と参加。「市内でペット向けの神事を受けてもらえる場所は他にない。3歳の節目をみんなで祝えてうれしかったので、5歳、7歳も祝いたい」と話した。
 遠藤宮司によると、神社庁ではペット向け神事に関する取り決めはなく、各神社での実施は自由だという。父が病気の犬向けのお払いを執り行った他、自身もネコ3匹を飼っていて、「ペットは大切な家族。節目を共に祝えたら」と願った。

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