滝藤賢一が尾上菊之助にラブコール!「家電侍」が新春ドラマで帰ってくる

BS松竹東急では2023年1月4日に、新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」(午後9:00)を放送することが分かった。

今年4月期に放送された滝藤賢一主演の「家電侍」は、江戸時代の貧乏浪人のもとに、ひょんなことから現代の最新家電が届くようになり、それにびっくり仰天する江戸時代の人々の右往左往する姿が描かれたSF時代劇コメディー。加えて、家電の力で家族を幸せにしようと奮闘する浪人と妻の夫婦愛が胸を打つドラマでもあった。

そんな時代劇×家電という珍妙な組み合わせが話題となった「家電侍」が、家電侍×忠臣蔵というテーマでスペシャルドラマ化。貧乏浪人・兼梨四十郎(滝藤)が、友人である赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助良雄が“忠臣蔵”で命を落とす運命を知り、家電の力で未来を変えようと奔走する。

大石内蔵助良雄を演じるのは、歌舞伎俳優の尾上菊之助。将軍から勅使をもてなす“勅使饗応役”を任された赤穂藩筆頭家老の良雄は、饗応の儀の指南役である吉良上野介にあいさつをするため、藩主の浅野内匠頭長矩と共に江戸に来ていたところで、四十郎と再会する。

連ドラに引き続き、四十郎の妻・静江役で前田亜季、息子・太郎役で加賀谷光輝、四十郎一家の隣人・平賀役で水石亜飛夢も登場。家電アドバイザー・カージーの声もMEGUMIが担当する。そのほか、平岡祐太、高橋努、岩松了、本宮泰風、若月佑美、田島令子らが出演。

滝藤は「雪がシンシンと降り積もる(栃木県の)日光。小さな小さなチームで始まった『家電侍』が、まさかのお正月の時代劇に! しかも忠臣蔵とコラボするなんて…正気か!?と思いましたね」と驚きつつも、「スペシャルのお話をいただいた時に、真っ先に尾上菊之助さんの顔が浮かび、大石内蔵助をぜひとも菊之助さんにやっていただきたい!と熱烈なラブコールを出させていただきました。菊之助さんは立ち居振る舞い、所作、声の出し方、すべてが美しく、毎日ほれぼれしながら撮影していました」と念願のキャステイングに喜ぶ。

また、「いつもの心強いレギュラー陣に加え、素晴らしいゲストの方々が集まってくださったので、どのシーンも印象深く、心に残っております。平岡祐太さんとの…とか、岩松了さんの…とか、本宮泰風さんとの…とか、高橋努くんの…とか、若月佑美ちゃんの…とか、田島令子さんの…とか、言いたくて言いたくてしょうがないのですが、偉い方々に止められてるので言いません」とにおわせつつ、「冬のシーンが多い忠臣蔵を、真夏の8月に撮影したこの作品。猛烈なセミの鳴き声がどこまで消えているのか不安ですが、魅力的なスタッフ、キャストの皆さまと作り上げた『家電侍スペシャル』を、ぜひご覧下さい!」と力強くアピールしている。

そして、菊之助は「今回の『家電侍スペシャル』で一つの軸となるのが、私が演じた大石内蔵助良雄と主人公の兼梨四十郎の友情なのですが、濃密な撮影の中で、滝藤さんとの距離がグッと縮まって、本当の意味で心を通わせることができたと感じております。2人の掛け合いとさまざまな心の動きにぜひ、注目していただきたいです」と見どころを明かす。

放送に向けては、「家電は人の生活を楽にしてくれるものですが、『家電侍』の世界ではただの道具として見るのではなく、四十郎の奥さんに対する愛であったり、四十郎と大石との友情であったり、気持ちを表す愛のある道具として描かれています。これが、この作品の魅力だと思いました。家電の登場によって、忠臣蔵の世界にどんな変化が起きるのか? まさに、お正月にぴったりの家族で楽しんでいただける作品です」と手応えをのぞかせている。

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