横浜海保職員が書類紛失 警察に届くも「横浜港の海図」など一部見つからず

第3管区海上保安本部(資料写真)

 横浜海上保安部は27日、男性職員(23)が個人情報を含む業務書類を紛失したと発表した。同日、拾得物として警察に届けられていることを確認したが書類の一部は見つかっていない。現時点で情報の不正利用は確認されていないという。

 同部によると、男性職員は26日午前、捜査書類様式を記した紙や法令の業務参考資料などをバインダーに入れ、車で118番通報があった横浜市中区の現場に到着。対応完了後に区内を巡回し、同日午後5時半ごろに同部へ戻った際にバインダーの紛失に気付いた。男性職員は心当たりを捜したが見つからず、翌27日に県警本部から遺失物として拾得していると連絡があった。バインダー内に入れていた118番通報者の氏名、住所、電話番号を書いたメモなど書類の大半は見つかったが、横浜港の海図や海事用語を翻訳した資料がなくなっていたという。

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