ディズニーが映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の世界を通じて海洋生物の保護活動を支援

ウォルト・ディズニー・ジャパンは映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』公開を記念して、地球の海を守るグローバルキャンペーン「Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)」を開始した。特設サイトから描画ソフトを用いてオリジナルの海洋生物を1体作ると、シロナガスクジラやマングローブなど10種類の海洋生物とその生息地の保護活動を行っている米国の自然保護団体ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)に5ドルが寄付される。美しい海が描かれた『アバター』ファンに創作を楽しみながら支援を呼びかけるユニークな取り組みであり、ウォルト・ディズニー・カンバニーとして、TNCへ最大100万ドル(2022年11月17日時点で約1億3900万円)の寄付を目指す。(松島香織)

ディズニーは「物語の力でより良い世界へ」をパーパスに掲げ、「一人ひとりが、自分の存在を認められ、理解されていると感じられる、誰もが居場所のある世界」「人と野生動物が共存する、バランスのとれた地球」「希望と可能性に満ちたコミュニティ」の3つの世界の実現を目指している。

環境分野では、エコロジカル・フットプリントの削減、野生動物とその生息地の保全、環境問題に対し行動を促すような物語の創造などに取り組み、ディズニー野生保護基金を設立し、特に資金援助や専門知識の提供など長年にわたり海洋保護活動に力を入れている。今回のキャンペーンはこうした「ディズニー・プラネット・ポッシブル」の取り組みの一つだ。

映画『アバター』は2009年に公開され、CGを駆使した圧倒的な映像美で熱烈なファンを獲得した。自然環境が豊かな惑星パンドラを舞台に、そこに住む先住民と人類の衝突が物語の軸となっている。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』はシリーズ2作目であり、12月16日に日米同時公開が決定している。

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