民意聞く姿勢を堅持 城戸市長所信表明 全身全霊で運営 妙高市

 妙高市の城戸陽二市長は6日、市役所議場で所信表明演説を行った。「妙高の自然、文化、風土を大切に、市民の意見を聞く姿勢を堅持し、全身全霊で市政運営にまい進する」と述べた。

所信表明演説を行う城戸市長

◇歴史に学び市政引き継ぐ 第2章へ

 城戸市長は11月25日、新たに市長に就いた。所信表明演説は市議会12月定例会初日の本会議で行った。
 城戸市長は地域を取り巻く状況について一層の複雑化を指摘。市長選での訴えに基づき、「安全で快適なまちづくり」「暮らしを支えるまちづくり」「人を育てるまちづくり」「個性あふれるまちづくり」「活力に満ちた躍進するまちづくり」「協働によるまちづくり」に取り組むとした。
 具体的な政策として、新図書館等複合施設の整備や給食費無償化の他、医師の確保、SDGsの実践拡大、一体的なスキーエリアとしての受け入れ環境づくり、遊休施設の活用などを挙げた。
 所信表明で城戸市長は、ドイツの宰相・ビスマルクの格言である「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」を引用。「これまでの市政に学び、しっかりと引き継ぐ」と述べた。
 人口減少に挑戦し、妙高市第2章をつくり上げる決意をあらためて示した。

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