Rソックスがクローザーを確保 ジャンセンと2年3200万ドルで合意

ESPNのジェフ・パッサン記者によると、レッドソックスはブレーブスからフリーエージェント(FA)となっていた救援右腕ケンリー・ジャンセンと2年3200万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。球界を代表するクローザーの1人であり、通算391セーブはクレイグ・キンブレル(通算394セーブ)に次ぐ現役2位の数字。今季は5年ぶり2度目となる最多セーブのタイトルを手にした。レッドソックスは今季、勝ちパターンを確立できず、ブルペン崩壊に苦しんだだけに、待望の守護神獲得となった。

現在35歳のジャンセンは、12年間プレーしたドジャースを離れ、今季はブレーブスで65試合に登板して64イニングを投げ、5勝2敗41セーブ、防御率3.38、85奪三振を記録。防御率は2019年の3.71に次いでキャリアで2番目に悪い数字だったが、リーグ最多の41セーブを挙げ、ブレーブスの地区5連覇に貢献した。

メジャー13年のキャリアで40セーブ以上を4度、30セーブ以上を8度マークしており、通算391セーブを記録。これはマリアーノ・リベラ(652セーブ)、トレバー・ホフマン(601セーブ)、リー・スミス(478セーブ)、フランシスコ・ロドリゲス(437セーブ)、ジョン・フランコ(424セーブ)、ビリー・ワグナー(422セーブ)、キンブレル(394セーブ)に次ぐ史上8位の数字。来季中に通算400セーブの大台を突破するのは確実であり、将来的にはアメリカ野球殿堂入りする可能性もありそうだ。

ポストシーズンでの実績も十分で、通算59試合に登板して3勝2敗20セーブ、2ホールド、防御率2.20をマーク。ドジャース時代の2020年にはワールドシリーズ制覇も経験した。

レッドソックスは今オフ、ジャンセンのほかにもクリス・マーティンとジョエリー・ロドリゲスを獲得してブルペンを整備。ジョン・シュライバー、タナー・ハウクといった現有戦力もおり、一気にグレードアップする可能性を秘めている。

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