【年末までにしておきたいお金のこと】Vol.1 まだ間に合う!簡単「ふるさと納税」

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。

この連載では『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。

あっという間に12月ですね。仕事や勉強、家事などで忙しく過ごしていると、忘年会やクリスマスのイベントなど、自分のことに使う時間は限られてしまいます。

中でも、忙しい時期に後回しにしがちなのが、お金まわりのこと。

今回は、年末までにしておかないと、来年後悔するかもしれない…そんなお金にまつわるアクションのひとつ「ふるさと納税」についてお伝えします。

簡単にできる!「ふるさと納税」

この時期になると「さとふる」「ふるさとチョイス」など、ふるさと納税関連のCMが増えてきます。

それは、12月末までに納税した分が来年度の住民税に影響してくるから

税金は、1月から12月までの1年間で計算されるため、年末までに行う必要があるのです。

ふるさと納税って?

ふるさと納税は、ざっくり説明すると、来年払うはずの住民税の一部を、他の市町村におすそ分けにて納税すると、そこからその市町村の特産品などの返礼品がもらえるという仕組みです。

ふるさと納税を利用しなければ、住んでいる地域に住民税を支払う(お給料の人は天引きされて納税しているケースが多い)だけで、何ももらえません。

しかし、ふるさと納税すれば、その地域の特産品などがもらえるため、とってもお得。人気がある、嬉しい仕組みなのです。

ちなみに我が家は、鳥取県の20世紀梨と和歌山県の早生ミカン、鹿児島県のウナギを返礼品としていただきました。

上限額はあるの?

「そんなにお得なら、全額を他の市町村にふるさと納税したい!」と思うかもしれませんが、いくらでもできるというものではありません。

住民税を他の地域に払ってしまうと、その方が住んでいる地域の税収は減ってしまうからです。

所得金額や家族構成など諸条件によって上限額があり、おおよそ払う住民税の額の2割です。

実際に自分ができる上限額は、ふるさと納税のサイトでシミュレーションできるので試算してから納税しましょう。

「ふるさと納税」のやり方3ステップ

【1】上限額をチェック

源泉徴収票、確定申告控をみながら、ふるさと納税のサイトで自分ができるふるさと納税の上限額を調べる。

【2】ふるさと納税をする

上限額の範囲内でふるさと納税の手続きをする。

【3】軽減手続きをする

ワンストップ納税申請するか確定申告して、税金の軽減手続きをする。

詳しくは、ふるさと納税のサイトなどで調べてみてください。

簡単にできるので、まだの人は年末までにトライしてみてはいかがでしょうか?

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