作業環境測定基準の年度内改正示唆

厚生労働省はこのほど、化学物質管理に係る専門家検討会がまとめた中間報告書を公表した。手段を問うことなく管理基準達成を求める新規制について、円滑に移行する方策を整理した。

まず個人サンプリング法の普及に向けて、今年度中に「有機溶剤」「特定化学物質」「鉛」「粉じん」などの作業環境測定基準を改正することを明示。一方、管理基準以下であることを確認する測定に関し、「労働者のばく露が8時間濃度基準値の2分の1程度超の場合に実施すること」など、技術的事項を示す指針の策定を示唆している。

検討会資料から、黄色マーカー部の強調は編集部

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