ブレーブスがマーフィー獲得 9選手が動く大型三角トレードが成立

日本時間12月13日、ブレーブス、アスレチックス、ブリュワーズによる大型三角トレードが成立し、ブレーブスはアスレチックスの若き正捕手、ショーン・マーフィーを獲得することに成功した。その対価として、ブレーブスはアスレチックスへ4選手、ブリュワーズで2選手を放出。アスレチックスはブレーブスからの4選手のほか、ブリュワーズからエステウリー・ルイーズを獲得し、ブリュワーズはブレーブスからの2選手に加えてアスレチックスからジョエル・パヤンプスを獲得した。

地区5連覇を達成した今季のブレーブスは、トラビス・ダーノーが107試合で18本塁打、ウィリアム・コントレラスが97試合で20本塁打を記録。しかし、同地区のメッツやフィリーズが大型補強を続けるなか、アスレチックスで2021年にゴールドグラブ賞を受賞し、今季は打率.250、18本塁打、66打点、OPS.759をマークしたマーフィーを獲得し、今後3年間の正捕手を確定させた。2番手捕手という扱いになるダーノーは指名打者としての出場が増えるとみられる。

アスレチックスはブレーブスからベテラン捕手のマニー・ピーニャに加え、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで1位のカイル・ミュラー、6位のフレディ・ターノック、18位のロイバー・サリナスを獲得。さらに、ブリュワーズの球団8位のプロスペクトだったルイーズも手に入れた。ピーニャは今季デビューしたばかりのシェイ・ランゲリアーズをサポートする2番手捕手となり、今季マイナー2階級で打率.332、16本塁打、65打点、85盗塁、OPS.973の好成績を残したルイーズは正中堅手候補として期待される。

ブリュワーズが放出したのはルイーズだけだが、その対価としてブレーブスからコントレラスとジャスティン・イエーガー、アスレチックスからパヤンプスを獲得した。コントレラスはFAとなったオマー・ナルバエスに代わる正捕手となり、兄ウィルソン・コントレラス(カージナルス)と同地区でプレーすることに。今季2球団合計で41試合に登板して防御率3.23を記録したパヤンプスはブルペンの一角を担うことになりそうだ。

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