忘年会シーズン 飲酒運転を〝討伐〟 「武将隊」ら呼び掛け

 上越警察署などは13日夜、上越市本町と仲町周辺の飲食店で飲酒運転防止を呼び掛ける訪問指導を行った。参加者は忘年会が増えるこれからの季節、利用客に飲酒運転をさせないよう各店に協力を求め、啓発のチラシやのぼり旗などを手渡した。

おもてなし武将隊など20人が参加。忘年会シーズンに向け、飲食店に飲酒運転防止を呼び掛けた

 冬の交通事故防止運動(11日から20日まで)の一環で、毎年この時季に高田か直江津で実施している。同日は上越市、上越交通安全協会、上越地区安全運転管理者協会、上越警察署、越後上越上杉おもてなし武将隊の約20人が参加。3班に分かれて30店舗で呼び掛けを行った。
 参加者はイレブンプラザで「飲酒運転討伐」に気勢を上げ、各店を訪問。おもてなし武将隊が協力を呼び掛けながら、店の関係者にチラシなどを配布した。
 同署によると12日時点で、管内の飲酒運転に関連する検挙は19件で、このうち2件が人身事故だという。同署交通課の小林和則課長は「飲酒運転は運転した本人のみでなく、同乗者や車を貸した人、酒を提供した店まで罪に問われる」と注意し、「飲み会などには車で行かず、公共交通機関や代行車の利用、ハンドルキーパーをお願いするなどしてほしい」と呼び掛けた。

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