特殊詐欺防止に「ワルうさぎまんじゅう」誕生 川崎・麻生区で和菓子店など連携

キャンペーンに合わせて配布された「ワルうさぎまんじゅう」=川崎市麻生区

 特殊詐欺を防ごうと、川崎市麻生区で「ワルうさぎまんじゅう」が誕生した。神話の「因幡の白ウサギ」が「詐欺」の語源という一説があることから、地元の和菓子店「大平屋野村商店」と、麻生区安全・安心まちづくり協議会がタッグを組んで作り上げた。サングラス越しに不敵に笑うイラストは区職員が描いたもの。「防犯意識の向上につながれば良い」と期待を込める。

 14日に小田急線新百合ケ丘駅前で、区の交通安全対策協議会や神奈川県警麻生署などによる交通事故と特殊詐欺の防止キャンペーンが行われ、お披露目された。約300個用意された「ワルうさぎまんじゅう」は、防犯グッズと一緒に道行く人々に配布された。

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