他人名義で横浜のマンション借りる 稲川会系組員らに勧告

神奈川県警

 神奈川県公安委員会は19日までに、県暴力団排除条例に基づき、解体業で指定暴力団稲川会系組員の男(52)に、暴力団である事実を隠すために他人名義を利用しないよう、会社員の男性(50)に暴力団員に名義貸しをしないよう、それぞれ勧告した。

 県警暴力団対策課によると、男は、自身が住む目的で横浜市内のマンション1室を賃借するに当たり、2020年10月3日、男性の名義で賃貸借契約を締結させたという。2人は建設関係の仕事現場で知り合った。

 県警は11月24日、2人を詐欺容疑で、それぞれ横浜地検に書類送検した。

© 株式会社神奈川新聞社