5年ぶりに「ラーメン」がテーマ! 「グルメドラフト」第7弾

テレQ(TVQ九州放送)で2017年7月に第1回が放送された特番「グルメドラフト」。福岡を代表するグルメリポーターたちが、特定のメニューに関するお薦めの5品を、プロ野球のドラフト会議風に発表していくバラエティーだ。これまでうどん、ラーメン、ギョーザ、カレー、鍋料理、パンをテーマに企画され、7回目となる今回は、12月29日に「グルメドラフト2022 福岡最強のラーメン ベスト5」(午後8:00、福岡ローカル)と題しておくる。

奇しくも初開催されたプロ野球現役ドラフトの翌日が収録日…というのはこじつけ過ぎだろうか。福岡市博多区にある同局内のスタジオで番組撮影が行われた。進行はパラシュート部隊・矢野ペペと角野友紀。中澤裕子はリポーター4組の中から“最強”を決めるご意見番的な役を担う。お薦めの品を“指名”するリポーターはパラシュート部隊・斉藤優、杉山39、中上真亜子、ブルーリバーで、第1回から全員変わらない。

5年ぶりに「ラーメン」をテーマにしたことについて、制作局制作部の廣渡誠司プロデューサーは「さまざまな食材を検討しておりました。その中であらためて原点に戻るといいますか、グルメ情報として皆さまから注目度の高い、福岡の代表的なグルメドラフトを実施したいという思いからラーメンに決定。前回から5年が経過し、福岡でも“非豚骨系”のお店が増えてまいりました。豚骨ラーメンがお好きな方も少し苦手という方にも、関心を持っていただけるのではないかと考えています」と説明。前回とはがらりと変わったラインアップとなるのか、やはり人気店の強さは揺るがないのか。気になるところだ。

「ドラフト」という番組名だけに、抽選を期待してしまうが、過去の放送で抽選の機会は多くなかった印象だ。制作者側の考えを問うと「ドラフト=抽選ではない、と考えております。人によって好みの違いはもちろんございます。この出演者がどのようなラインアップをそろえるのか? この人が薦めるお店に行ってみたいという部分が、この番組の肝だと考えます。ただ、抽選がドラフトの見どころの一つというのはその通りだと。そのため、テーマ選びの際に競合が発生しそうかどうかというのも大きな材料としています。また現在、プロ野球のドラフトでは2巡目以降はウェーバー制(指名した順に交渉権が確定していく)を導入しておりますが、グルメドラフトでは5巡目まで競合の可能性がある方式を採用しております」と明かした。

さらに、「『福岡最強のラーメン ベスト5』というタイトルで少し大風呂敷を広げてる感もあるのですが…、番組内では、ゲストの中澤裕子さんに視聴者の代表としてどの出演者のラインアップがいいかを判定していただいておりますが、視聴者が独自のベスト5を選んでいただく材料となってくれればと考えております」と付け加える。

番組内では、若手芸人らによる恒例のクイズ企画も。今回は「これ どこのラーメン?」と題して、ノボせもん なべ、土居上野・土居祥平、とんこっちゃん・ふじ子、黒田りさ、坂口理子、メリコンドル・神宮聖也、フルハウス・山田流世、山田だびんち(やまだなおき)の8人が、ラーメンに関する超難問に挑み、勝ち上がり方式で優勝者を決める。彼らの心理戦を交えた駆け引きや、推理から導いた名回答・珍回答など、対決は大いに盛り上がっていた。こちらも見逃せない。

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