「横浜トリエンナーレ」3カ月遅れに 美術館工事延長で会期変更 背景に半導体不足

「ヨコハマトリエンナーレ2020」の展示風景=2020年7月、横浜美術館

 横浜トリエンナーレ組織委員会事務局は、現代美術の国際展「第8回横浜トリエンナーレ」の会期を、予定していた2023年12月9日~24年3月10日から、同3月15日~6月9日に変更すると発表した。世界的な半導体不足で、主会場となる横浜美術館(横浜市西区)の改修工事の延長が見込まれるためという。

 担当者によると同美術館以外の会場も検討したが、同美術館は面積が広く展示環境などが整っていることや、駅からのアクセスの利便性を考慮し、会期の変更を決定した。

 1989年に開館した同美術館は設備更新に伴う大規模改修工事のため、昨年3月から長期休館に入っている。

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