【新型コロナ】東京都、医療提供体制の評価を「ひっ迫している」に変更へ 3ヵ月ぶり

 新型コロナウイルスの感染が再び広まっていることを受け、東京都が医療提供体制の評価を、最も深刻度の高い「ひっ迫している」に変更する方針であることが分かった。本日午後開催のモニタリング会議で公式に表明される。

「ひっ迫している」評価、3ヵ月ぶり

 東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数は、前の週の同じ曜日を16日連続で上回るなど増加を続けており、病床使用率も51.9%と高いレベルが続いている。都の医療関係者や家族の救急搬送の様子を伝える都民などのSNSの発信でも、感染者増大で通常医療もかなり制限されている様子が窺える。

 都の関係者によるとこれを受け、医療提供体制を評価する専門家が医療提供体制の「警戒レベル」を最も深刻度の高い「医療体制がひっ迫している/通常の医療が大きく制限されている(と思われる)」に引き上げる見通しだと明かした。感染状況の評価は上から2番目を維持するという。午後に開催されるモニタリング会議で、専門家から正式に公表されるが、引き上げられれば第7波に続いて3ヵ月ぶりとなる。

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