茅ケ崎市の会社員男性（55）が自宅敷地内で刺されて死亡した事件で、県警捜査1課と茅ケ崎署は22日、殺人の疑いで、大阪府出身の住所不定、職業不詳の男（50）を逮捕した。「間違いありません」と供述し、容疑を認めている。
逮捕容疑は、20日午後1時10分ごろ、茅ケ崎市中海岸3丁目の住宅敷地内で、この家に住む男性を刃物のようなもので刺すなどして殺害した、としている。
県警によると、男は22日午後4時半ごろ、千葉県内の警察署に1人で出頭した。
司法解剖の結果、男性の死因は失血だったことも22日に判明した。刃物のようなもので胸などを複数回刺されており、抵抗した際にできる防御創もあった。県警は男に強い殺意があったとみて調べる。
事件は20日午後に発生。インターホンが鳴り、男性が玄関先で応対したところ、刃物のようなもので刺された。妻が「夫が包丁で刺された。誰かは分からない。呼び鈴が鳴ったら刺された」と110番通報。近隣住民とみられる男性からも「50代の人が血だらけで倒れている」との通報が寄せられていた。
事件を受け、県警は周辺の市立小3校に警察官を派遣して警戒。地域の防犯指導員らとともに、登下校中の児童の見守り活動を続けていた。
