秦野の水道、W杯日本戦の日は使用量変化 テレビにくぎ付け ハーフタイムや試合後に一斉にトイレや水仕事

秦野市役所

 スペイン戦後に二度寝?─。アルゼンチンが36年ぶりの優勝を果たしたサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会。日本は優勝経験国から大金星を挙げる活躍を見せたが、「名水の里」としてPRする秦野市では日本戦の試合中や前後で、水道使用量に顕著な変化が起きていた。住宅配水の割合が多い「向山配水場」(同市平沢)で、市上下水道局の配水量の記録が流量変化を捉えた。

 初戦のドイツに逆転勝利して迎えた11月27日のコスタリカ戦。通常、午後のピークは午後7時台(同月の日曜日平均使用量295立方メートル)だが、この日は試合開始1時間前の同6時台に313立方メートルまで上昇し、ピークとなった。試合中の配水量は平均よりも1割程度減ったが、ハーフタイムと試合終了後には300立方メートル台に急上昇した。

 同局によると、多くがゆっくり見ようと開始前に入浴や炊事を済ませ、ハーフタイムや試合後に一斉にトイレや水仕事を済ませたと考えられる、という。

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