横浜市港北区の慶応高校でこのほど、大正製薬の栄養飲料「リポビタンD」を教材にした学習の成果発表会が開かれた。若者に受け入れられるラベルデザインを考える実践的な教育の一環として、同社と、同校、東京・成蹊高校、福岡・柳川高校の4者が協働して実施。各校での企画・立案やプレゼンテーションなどを通じて得た気付きや、実際に商品化されたラベルデザインなどが報告された。
発表会はオンラインで開催。慶応高校はアンケート結果などを基に議論を重ねてきたことや、ラベルに学校の風景を取り入れるといった工夫を凝らしたことを紹介した。参加した同校3年の男子生徒は「議論の場が楽しかった。デザインのコンセプトづくりやマーケティングも経験でき、将来の選択肢も広がった」と充実感を漂わせた。