〈西武ライオンズ滝澤夏央・動画あり〉後輩の三郷ナインと交流 1軍で活躍 決意新たに

 上越に帰郷しているプロ野球(NPB)、埼玉西武ライオンズの滝澤夏央選手(19、関根学園高出)が25日、出身幼年野球チーム・三郷タイフーンの練習に顔を出した。母校でもある上越市立和田小体育館で行われた練習に参加し、後輩たちと交流。「今の僕があるのは小学校の時に三郷タイフーンで野球をやってきた積み重ねのおかげ」と感謝し、メンバーを激励した。

出身チーム・三郷タイフーンのメンバーと記念写真に収まる滝澤選手(前列中央)。後ろののぼり旗は8月の全国大会出場時に同選手が寄贈した(和田小体育館)

 三郷ナインとの再会は、1年目開幕前の今年3月以来。一緒に写真を撮り、質問のやりとりやサイン会などで交流を楽しんだ。
 子どもたちの「どうやったらプロ野球選手になれますか」との質問に、「保育園の頃から野球をやって、自分から練習した。夢はプロ野球選手で一度もぶれることはなかった」とし、「みんなもしっかりと練習して本気で目指してほしい」と努力の大切さを伝えた。守備のこつや打撃のタイミングの取り方など技術的な教えもあった。
 三郷タイフーンの新キャプテン、横田啓之進君(和田小5年)は「ずっとテレビで見て遠く感じていた人を間近で見られてうれしかった。頑張ればできると希望が湧いてきた」と目を輝かせた。在籍時に指導した布施修GM(67、前監督)は「プロの1軍でやるのは大したもの。レギュラーで頑張ってほしい」と期待した。
 交流後、滝澤選手は「(子どもたちの)元気が良くて、元気をもらった。こうやって応援してくれる人がたくさんいるので、まずは1軍で活躍すること。開幕1軍を目指して頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。

◇滝澤選手メッセージ動画

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