立ち技格闘技イベント「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」は25日、東京・両国国技館で行われ、第17試合のメインイベント「原口健飛vs.セルゲイ・アダムチャック」は、原口健飛が判定3-0で勝利した。
本大会で実施された「RISE × GLORY」対抗戦は原口の前でRISE陣営は2勝3敗。大トリを務めた原口がRISEの意地を見せ、大将戦で3勝3敗のドローに持ち込んだ。原口はキック通算27戦23勝(13KO)3敗とした。
■原口「プレッシャーもありました」
昨年11月と今年4月の二度、現GLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン・キャットムーカオに敗れていた原口が、第2代GLORY王者に“リベンジ”を果たした。
第1ラウンドから両者、近距離戦での攻防。序盤はセルゲイのパワーが圧倒したが徐々に原口のタイミングが合ってくる。第2ラウンドは完全にリズムを掴んだ原口。第3ラウンドも完全に原口のペース。セルゲイは前に出るも焦りが見え始め、原口が上下に散らすコンビネーションで圧倒した。判定の結果は、3-0のフルマークで原口が勝利となった。
原口は試合後のマイクで「まずはセルゲイ・アダムチャック選手。急なオファーを受けていただき、ありがとうございます」と、ザカリア・ゾウガリーの負傷欠場により、代役を受けたセルゲイに感謝を述べた。
続けて「正直、自分がメインでいいのかな、という思いもありましたし、プレッシャーもありましたが、ホッとしています」と勝利を噛み締め、「武尊選手、しっかりと観てくれてありがとうございます。皇治さん、勇気をもらいました」と、来場した元K-1のスター選手たちに感謝の言葉を綴った。
文●SPREAD編集部