全校生徒に活躍誓う 「勝利つかみ取って」 終業式前に壮行会 春高バレー出場の上越総合技術

 1月4日に開幕する第75回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー、会場・東京体育館)に出場する上越総合技術メンバーの壮行会が23日、同校体育館で終業式前に行われ、全校生徒から激励を受けた。

全校生徒を前に春高バレーの抱負を述べる川村主将(壇上前列左)らバレーボール部メンバー

 チームは前身の高田工時代を含め6年ぶり18度目の出場。力強いサーブやスパイクを展開し攻撃力が高い。4日の1回戦で、2年ぶり2度目出場の昌平(埼玉)と対戦する。
 中川誠一校長は出場を祝福し、「3年生は入学以来ずっとコロナ禍で学校生活も練習も苦労の連続、先の見えない不安な日々を送ってきたと思う。工夫を凝らした練習メニューでコンディション、モチベーションをよく整え、今大会を迎えたことは称賛に値する。皆さんの努力する姿は私たちの誇り。各県の強豪校と思いをぶつけ合い、最後まで諦めず闘志を燃やし続け、勝利をつかみ取ってください」とエールを送った。山田太知(たいち)生徒会長(2年)も「県大会の皆さんの迫力はとてもすごかった。次は全国の大きな舞台、皆さんの迫力で全国という舞台を圧倒してきてください」と激励の言葉を送った。
 壇に上がった生徒を代表し、川村彪(ひょう)主将(3年)は「コロナの影響でつらい思いをしてきたが、皆さんの応援や保護者、マネジャーの支えで何とか県予選で優勝することができた。対戦相手が昌平高校と決まり、よく練習試合をさせてもらっているので、とてもいい試合ができると思う。『BLUE HOT』(冷静に、熱く)で頑張りたい。コロナ禍の影響で応援や観客が入れないが、アプリでの無料配信やテレビ放映されるので、応援をお願いします」と決意の言葉を述べた。
◇特集紙面の協賛から活動費を贈呈 上越タイムス社
 上越タイムス社は同日、春高バレーに出場する上越総合技術メンバーに寄付金を贈呈した。28日付紙面で特集掲載を予定しており、スポンサー各社から募る協賛金の一部をチームの活動に充ててほしいと託した。
 川村主将に目録を手渡した同社・樋口竜也取締役営業販売局長は「地域の企業の皆さまから協賛広告を頂いたので、一部を活動費、遠征費としてお渡しします。全国で上越の名をはせるよう頑張ってきてください」と激励した。

川村主将(左)に寄付金の目録を贈呈する上越タイムス社の樋口局長

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