古いバッテリー内蔵型の充電式クリーナーを外付けバッテリー式に改良してみた

古いバッテリー内蔵型の充電式クリーナーを外付けバッテリー式に改良してみた

完成写真

レシピの概要

かかった費用

1500円

所用時間

1時間

材料

マキタバッテリー変換アダプター(10.8v差し込み式用)(1)
アルミ針金3.0mm(適量)
マキタ純正0r互換バッテリー10.8v差し込み式(とりあえず1個)

工具

インパクトドライバ
ニッパー
ハーネステープ
はんだコテ

作り方

STEP1

バッテリー内蔵式のマキタのクリーナーCL105Dです。ACアダプターを無くしてバッテリーも弱って使えないのでしばらく倉庫で眠っていました。

STEP2

内蔵式といっても本体後ろの蓋を開けるとバッテリーが入っていてコネクタを外すとバッテリーが取り出せます。このままでは充電もできません。

STEP3

電圧は10.8vで1.3Ahなので同じマキタの10.8vバッテリーが使えそうです。本体は古いし、このバッテリーと充電用ACアダプターを新たに買う気にはなれないので...

STEP4

このスライド式のバッテリーを流用してみることに。

STEP5

マキタのスライド式10.8vから電源を取り出せるコンバーター(変換アダプタ)というのがあって、前から持っていたのでこれを使います。

STEP6

スライド式バッテリーを差し込むと、電源がコードから取り出せて好きな物に使うことができるようになります。

STEP7

コネクタの配線は6本くらいあるのですが、太い2本がメインのプラスマイナス配線なので、まずは試しにその部分にコンバーターのコードを突っ込んでみます。

STEP8

すると本体のバッテリー残量不足のランプが点灯してしまいます。でもコンバーターからのバッテリー電源は通ったことがわかりました。

STEP9

おそらく内蔵バッテリーをサーモセンサー等でチェックするための配線があり、それをクリアする必要がありそうです。

STEP10

なのでチェック配線を生かすため、この配線の中にコンバーターの電源を割り込ませることにしました。プラスマイナスの配線の途中を2mmほど剥いて露出させます。

STEP11

剥いた部分にコンバーターからの配線を繋ぎます。(もともとのバッテリーとコンバーター電源が並列繋ぎになります。)

STEP12

繋いだ部分をはんだコテでしっかり固定します。

STEP13

仕上げにハーネステープでグルグル巻いて保護します。これでコンバーターからの電源ルートがバイパスできました。

STEP14

このまま蓋を閉めようとすると閉まらないので...

STEP15

ちょっとドリルで穴を開け...

STEP16

ニッパーで切り込めば...

STEP17

配線を逃がす溝ができました。これで蓋が閉まります。(センサーチェックをクリアするため、もともとのバッテリーもコネクタに繋いで蓋を閉めています)

STEP18

スライド式バッテリーを繋いだら・・・エラーにならずに問題無くクリーナーが可動しました!

STEP19

さらに、このままだとコンバーターとバッテリーがプラプラしてしまうので、端の2箇所に穴を空けまして...

STEP20

3mm径のアルミ針金を通し...

STEP21

本体の邪魔にならないところに巻き付けます。

STEP22

これで本体の取っ手の左側にコンバーターが固定できました。

STEP23

バッテリーを装着して取っ手を握っても邪魔になりません。

STEP24

バッテリー内蔵型クリーナーのバッテリー外付けバージョンが完成です!

STEP25

このスライド式バッテリーは何個も余っているので、いつでもローテーションして使えるようになりました。

レシピのコツ・ポイント

コンバーターの取り付け位置は、私は右利きなので左側にしましたが、左利きの場合は右側に取り付けると邪魔にならないです。真後ろだと意外と邪魔になったのでサイドに付けてみました。

やってみた感想

邪道とは思いますが、古くて使えなくなったクリーナーが復活できて嬉しいです。試される場合はくれぐれも自己責任にてお願いします。
(追記)そのまま1日以上置いておいたら、外付けバッテリーを外しても動くようになっていました!どうやらコンバーターを通して、残量の多い外付けバッテリーから古い内蔵バッテリーに電力が移行して充電されていたようです。つまり、ACアダプター無しでも差し込み式のバッテリーから内蔵バッテリーに充電できるようになったわけです!これを繰り返せば内蔵バッテリーも満タンに近くなりますし、バッテリー並列なので純正の倍以上の長持ちにもなります。外付けバッテリーを付けても外しても使える面白い仕様になりました!

レシピを書いた人

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