スーパーやコンビニで「リベイクがおすすめ！」というシールやポップが貼ってあるパンを見かけたことはありませんか？また、パン屋さんで買ったパンを冷凍保存し、焼きたてのようにおいしく食べるためにも、リベイクはかかせません。今回は、ベーカーでもありパンマニアでもある「Mädchen BAKERY &
COFFEE STAND」の土瀬さんに、リベイクのコツを教えていただきました。
●冷凍保存をする前に…
「パン酵母には、イーストと天然酵母があります。イースト菌で作られたパンは、焼きたてがおいしいので、冷凍保存するなら早めにするのが鉄則ですが、天然酵母の場合は完成してから熟成していくので、焼きたてよりも常温保存で、翌日、翌々日ぐらいが食べ頃になります。冷凍ではなく、熟成した深みのある味わいをぜひ楽しんでみてくださいね」
●冷凍保存方法
「フランスパンなら購入した日は焼かないで、そのまま食べるのがおすすめですが、翌日以降なら、食べるサイズにカットして１つずつラップに包み冷凍を。マフィンはサイズにもよりますが、温めムラをなくすため紙包装をとり、縦半分にカットして同じくラップに包みましょう。油脂の多いパンは、仕上がりがオイリーになってしまうので、冷凍は不向きかもしれません」
●リベイク方法
「自然解凍だとパンの表面が余計な水分におおわれてしまい、中が固めになってしまいがちです。スチーム機能のないトースターを使用する場合は、冷凍のまま必ず霧吹きで全体に水分を補ってからリベイクしてみてください。温度調整が可能なものなら、マックスよりやや弱めで、後半にかけて高温にするとパリッと香ばしい焼き上がりに。ソフトタイプのパンはやや弱めの温度で、ピザは10秒くらい電子レンジで温めてからリベイクしてみましょう」
取材協力：Mädchen BAKERY & COFFEE STAND
宇都宮市星が丘1-8-11 ☎︎028-348-2519
