年末年始、内閣改造は考えていない」岸田総理

 岸田文雄総理は27日、2か月の間に4人の閣僚が交代する異例の事態に対し、内閣改造はと記者団に問われ「少なくとも、ずっと将来という意味ではなくて、年末年始、内閣改造は考えていない」と年末年始に内閣改造はしない考えを述べた。

 岸田総理は27日、復興大臣と総務大臣政務官交代に及んだことから記者会見し「秋葉賢也復興大臣から通常国会における予算や多くの重要法案の審議に影響のないよう、先週、復興予算がまとまり、本日、復興推進会議を終えたことを区切りに辞任したいとの申出があり、認めることとした。後任は復興大臣経験者でもあり、復興行政に精通している即戦力の渡辺博道氏を充てることとした」と語った。

 そして「政府は引き続き、復興なくして日本の再生なしとの基本的立場に立ち、私が先頭に立って力を尽くしていきたい」と語った。

 また行政管理や統計を担務とする総務政務官について「杉田水脈総務大臣政務官の辞任を認め、元総務省職員で副知事も経験されている長谷川淳二氏を後任に充てることとした」と語った。

 岸田総理は2か月の間に4人の大臣が交代する事態になっていることに関して「私自身の任命責任について重く受け止めている。山積する課題への取組みを続けていかなければなりません。政治の責任を果たすことをもって職責を果たしていきたい」と強調した。(編集担当:森高龍二)

岸田文雄総理は27日、2か月の間に4人の閣僚が交代する異例の事態に対し、内閣改造はと記者団に問われた

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