【滋賀の働くママを応援】障がい者支援事業所に勤務。子どもとの時間は「長さ」より「濃さ」《ピースマム滋賀》

【滋賀の働くママを応援・ピースマム特集】

障がい者支援事業所に勤務

「人とふれ合うこと」の大切さ

「共に生きる喜び」を学ぶ

横江 亜矢子さん(よこえ あやこさん)【小2女の子・5歳男の子・3歳男の子のママ】守山市在住

幼稚園・小学校教諭の免許を持ち、私立の自由学校スタッフというお仕事経験があったという亜矢子さん。滋賀マザーズジョブステーションを介し、2022年4月から障がい者支援事業所で働き始めました。

職場では利用者と一緒にケーキの製造を行い、食事や生活面のサポートを行っています。仕事や余暇で楽しそうにする利用者を見ると「この仕事を選んでよかった」と感じますが、利用者への応対が難しいときは、帰宅後も考えてしまい、自身の家庭生活との分け方に苦労することも。

「しんどいときに話を聞いてくれる先輩や同僚に救われています。利用者さんは人とふれ合うことで楽しみや喜び、嫌なことも経験されている。それこそが“生きる喜び”なのだと改めて学ばせてもらっています」。

「重い障がいのある人の介助はまだまだ勉強中。仕事をしながら視野を広げていきたい」と亜矢子さん。

完璧を求めないことで叶う平穏な家庭生活

子どもとの時間は、「長さ」より「濃さ」

子どもたちはみんな1歳から保育園に通っています。「仕事をすることが、ママとしての自分に活かせるときもあります。限られた時間だからこそ、子どもたちのとの過ごし方にも工夫ができます。時間の長さより濃さが大切」と亜矢子さん。

また、子どもとの適度な距離は日々のストレス軽減にも。

「夫とは家事や子育ても共同作業。3人の子どもたちとこんなに楽しく過ごせるのは夫のおかげ」と笑顔。家事のやり方にこだわりすぎないことも、心穏やかに過ごすコツとのこと。

子煩悩で家事にも積極的な夫。協力体制の継続には「足りないことは諦め(笑)、ありがとうの言葉以外は言わない」ことだそう。

◆子育て応援情報誌「ピースマム 滋賀」2022年12月1日号掲載

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