マーリンズがセグーラと契約合意 2年1700万ドル+オプション1年

日本時間12月29日、マーリンズがフィリーズからオプション破棄でフリーエージェント(FA)となっていた球宴選出2度の二塁手ジーン・セグーラと2年1700万ドル+オプション1年の契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。地元紙「マイアミ・ヘラルド」のクレイグ・ミッシュ記者によると、2023年の年俸が650万ドル、2024年の年俸が850万ドルで、2025年は年俸1000万ドルのオプション(またはバイアウト200万ドル)となっているが、オプションの種類は現時点では不明だという。

現在32歳のセグーラは、今季フィリーズで98試合に出場して打率.277、10本塁打、33打点、13盗塁、OPS.723を記録。6月に右人差し指の骨折で長期離脱した影響もあり、デビューイヤーの2012年以来10年ぶりに規定打席に届かなかった。メジャー11年間で通算1479安打、107本塁打、205盗塁の実績を誇り、ブリュワーズ時代の2013年とマリナーズ時代の2018年にオールスター・ゲーム選出。ダイヤモンドバックス時代の2016年にはリーグ最多の203安打を放っている。

2019年までは遊撃手としての出場がほとんどだったが、2020年からは二塁がメインポジションに。ただし、マーリンズの二塁には今季オールスター・ゲーム初選出を果たした人気者ジャズ・チザムJr.がいるため、チザムJr.が他のポジションへコンバートされない限り、セグーラは二塁ではなく三塁を守ることが予想されている(チザムJr.を遊撃に移し、セグーラが二塁に入るパターンも考えられる)。ちなみに、セグーラは2020年に三塁手として24試合(うちスタメン21試合)に出場した経験がある。

マーリンズの二遊間には、セグーラとチザムJr.のほかにジョーイ・ウェンドルとミゲル・ロハスがいるものの、この2選手は2023年シーズン終了後にFAとなる。FA市場から有力な遊撃手が消えたため、マーリンズは遊撃手の補強を必要としているチームに対してウェンドルまたはロハスのトレードを持ち掛ける可能性もありそうだ。

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