共産は元議員の斎藤氏擁立 衆院千葉5区補選

 元自民党の薗浦健太郎前衆院議員が政治資金規正法違反で略式起訴され、直前に議員を辞職したのを受けての来年4月に見込まれる衆院千葉5区補選に日本共産党千葉県委員会は29日、元衆院議員の斉藤和子氏を擁立する、と発表した。

 敵基地攻撃能力(反撃能力)保有を含む安保法制の実践的具体化をめざす岸田政権の安保3文書を許さず、憲法9条にもとづく外交の力で戦争の準備にストップをかける、とアピールした。また「当たり前に人を大切にする政治の実現を目指す」と強調した。

 同補選に関しては立憲民主党千葉県連が元千葉県議の矢崎堅太郎氏を擁立する方向。矢崎氏は「政治とカネ」を巡る問題を踏まえ「透明性のある政治を目指したい」としている。また国民民主党は浦安市議の岡野純子氏が立候補を表明。自民党、公明党の動きも注視され、激戦模様に。(編集担当:森高龍二)

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