上越海上保安署は4日、昨年の管内における密漁取り締まり結果を発表した。それによると、糸魚川、上越、柏崎3市で24人を検挙。サザエなどが被害に遭い、1人で172個を採った者もいたという。
検挙された場所は糸魚川市で13人、上越市で9人、柏崎市で2人。検挙者は県別に長野13人、群馬2人、新潟9人(上越市は6人)。被害に遭った海産物はサザエ940個(糸魚川507個、上越264個、柏崎169個)、アワビ7個(糸魚川4個、上越3個)、カキ32個(糸魚川5個、上越27個)、ワカメ8・94キロ(全て上越)。
同署によると、検挙された者は「自分で食べるためだった」「海水浴中にバーベキューにしようと思い、採った」などと話したという。2020年には全国的に悪質な密漁が問題視され、罰則が強化されている。同署は「密漁は犯罪、違法だと知ってほしい。海ではルールを守って楽しんで」と呼び掛けている。