外国クルーズ船、3年ぶり寄港再開へ 横浜港、3月から 「ダイヤモンド・プリンセス」も

3年ぶりに横浜寄港を予定しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=2019年10月30日撮影

 横浜市の山中竹春市長は4日、新型コロナウイルスの感染拡大で運航が停止されていた外国クルーズ船の横浜寄港が3年ぶりに再開することを明らかにした。横浜港運協会などが主催した年始の会であいさつした市長は「(船会社などから)既に多くの寄港の予約をいただいていると聞いている。国内外から多くのお客さまを横浜にお迎えすることになる」と歓迎した。

 市港湾局などによると、外国クルーズ船は3月から寄港を再開する運びで、現段階での予約は▽3月10日「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)=大黒ふ頭▽同22日「ノーティカ」(3万277トン)=新港ふ頭▽同27日「シルバー・ミューズ」(4万700トン)=同ふ頭─の3隻。シルバー・ミューズは横浜港初入港になる見通し。

 市の担当者は、予定は変更になる可能性があるとしながらも、まとまり次第市のホームページ内の「横浜港客船入港予定」を更新するとしている。

 政府は昨年11月、港や周遊先での感染対策の強化などを前提に、2020年3月以降運航が停止していた国際クルーズの運航再開を表明。昨年12月には商船三井客船のクルーズ船「にっぽん丸」が横浜港からインド洋に向け出発。国際クルーズ再開後、初めての出航となった。

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