「息子から金もらっただろう」川崎・宮前区で緊縛強盗、70代女性けが 男3人が現金や権利書奪い逃走

宮前警察署

 9日午前7時20分ごろ、川崎市宮前区の住宅で「男3人組が入ってきて、金を出せと言われ、ハンマーなどで殴られた」などと、この家に住む無職の70代女性から110番通報があった。神奈川県警宮前署が強盗致傷事件として調べている。

 署によると、3人組は同日午前3時ごろ、1階リビングの窓を割って鍵を開けて侵入したとみられ、2階で就寝中だった女性に「金を出せ」などと脅した。

 また、女性を1階に移動させ、「息子から金をもらっただろう。分かっているんだ」などと話し、4時間ほど室内を物色して現金約1万5千円や土地の権利書などを奪って逃げたという。女性は1人暮らしで、テープで手足を縛られた上、口も覆われ、ハンマーのようなもので左手を殴られてけがを負った。

 男3人組は20代ぐらいとみられ、1人は黒色の帽子と上着を着ていたという。

© 株式会社神奈川新聞社