普段の会話で印象アップ!気をつけたい「言葉づかい」4つ

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:「言葉づかい」に気をつけよう

コミュニケーションを取るのに必要不可欠な「言葉」。普段の生活で何気なく使っている言葉ですが、それぞれのことばが持つ印象を意識したことはありますか?

ことばの使い方によっては、話す相手をイヤな気持ちにさせてしまうことがあります。

うっかり不快な気持ちにさせることのないよう、言葉の持つ意味を知って、印象の良い言葉を選ぶようにしましょう。

今日は、気をつけたい言葉づかいについていくつかご紹介します。

【1】お座りください

犬に「おすわり」と言ったり、子どもに「お座りしてね」と言ったりするように、「お座りください」は、しつけや目下の人に対して使う言葉と認識されることもあります。

椅子に座るよう促すときは

「どうぞ、おかけください」

と言いかえるといいですね。

【2】暇

「暇」という言葉には

「自由になる時間がふんだんにある」

「なすべきことの何もないさま」

という意味があるため、「やることがなくて、時間が余っている」という印象があります。

「暇」という言葉ではなく

「時間のあるとき」

「予定が空いていれば」

「都合の良いとき」

などの表現を使うようにしましょう。

【3】参考になります

「参考」は、「私の考えの足しにします」といったニュアンスを含む言葉です。

上から目線のような…、ちょっとエラそうな…場合によっては、相手にそんな印象を与えてしまうことになるかもしれません。

「参考になります」と言いたいときは、「あなたのお陰で知識が増えました」というニュアンスで

「勉強になりました」

「お手本にさせていただきます」

と言いかえができますね。

逆に、自分のことをへりくだっていう時は、「参考になれば幸いです」「参考までにお伝えいたします」というように使います。

【4】了解しました

「了解しました」はフランクな表現のため、目上の方に使うのは実はNGです。

「了解いたしました」は謙譲語になるため、問題はないですが、「了解」という言葉そのものに敬意が感じられない、と捉えられてしまうことも。いずれにしても、目上の方には使わないほうが無難です。

「承知しました」

「承知いたしました」

と言いかえましょう。

たった数文字、されど数文字…短くても、影響が大きい言葉はたくさんあります。

お相手もあなたも笑顔になるよう、ことばの保つ意味やマナーについてできるだけ知っておきたいですね!

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

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