ブリュワーズがブライアン・アンダーソンを1年350万ドルで獲得へ

マイアミ・ヘラルドのクレイグ・ミッシュ記者が関係者から得た情報によると、マーリンズからノンテンダーFAとなっていたブライアン・アンダーソンはブリュワーズと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ミッシュ記者は契約条件について1年350万ドル+出来高最大200万ドルと伝えている。アンダーソンは2014年ドラフト3巡目でマーリンズに入団し、2017年にメジャーデビュー。2018年にチーム新人王、翌2019年にはチームMVPに選ばれる活躍を見せたが、近年は故障に悩まされるシーズンが続いていた。

現在29歳のアンダーソンは2018年に自己最多の156試合に出場し、打率.273、11本塁打、65打点、OPS.757を記録。新人王投票ではロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、フアン・ソト(当時ナショナルズ)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)に次ぐ4位だったが、チーム新人王に選ばれた。2019年は126試合に出場して打率.261、20本塁打、66打点、OPS.810をマークし、チームMVPに選出。短縮シーズンだった2020年は59試合で打率.255、11本塁打、38打点、OPS.810と前年並みの成績を残したが、直近2シーズンは故障で満足にプレーできず、2021年は67試合、昨季も98試合の出場にとどまった。

マーリンズでは主に三塁と右翼を守ってきたアンダーソンだが、ブリュワーズの三塁には2021年に23本塁打、昨季も16本塁打を放ったルイス・ウリアスがいるため、ブリュワーズでは外野手としての起用が多くなるとみられる。ブリュワーズの主力外野手4人(クリスチャン・イェリッチ、ギャレット・ミッチェル、タイロン・テイラー、ジェシー・ウィンカー)のうち、テイラーを除く3人は左打者であり、アンダーソンは相手先発投手が左腕のときに出場機会を得ることになりそうだ。対左腕用のプラトーン要員として一塁やDHで起用されるケースも出てくるだろう。

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