新型コロナによる急性脳症で未就学児死亡、神奈川

 神奈川県内在住の基礎疾患のない未就学児が、今月12日に新型コロナウイルスによる急性脳症で死亡していたことが分かった。神奈川県が発表した。

発症後3日で死亡

 県の発表によると、この未就学児は10日に発熱の症状が認められ、翌日には小児科外来を受診し感染が確認された。診察時には発熱以外の症状がなくそのまま帰宅したが、12日未明になってけいれんを起こしたため救急搬送された。

 搬送先の病院に着いた時点で意識不明となっており、40度以上の高熱がみられ、血中酸素濃度は70%台でかなり危険な状態だった。容体は改善せず、その日の朝に死亡した。その後、死因が新型コロナウイルスによる急性脳症と判明した。

 神奈川県内では19日時点として発表されている10歳未満の死亡例は6例で、この未就学児をあわせると7名となる。

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