NHK党ガーシー議員国会に登院せず!懲罰委員会は開かれる?今後の政治活動は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年1月24日に公開された動画のテーマは……ガーシー議員に懲罰?何が起きているの?

ゲストにライターの平河エリ氏をお招きし、ガーシー議員の国会登院問題について語っていただきました。

たびたび話題に上がる懲罰委員会とは?ガーシー氏に科される懲罰とは?

【このトピックのポイント】
・ガーシー氏は昨年の当選以降、一度も国会に登院せず。1月の通常国会を前に海外渡航届は参院で全会一致で認められなかった
・ガーシー氏が懲罰委員会にかけられる可能性が高まっているが除名、登院停止はいずれも非現実的か。辞職勧告決議の可能性も
・ガーシー氏は3月に帰国予定か。質問主意書による政治活動をNHK党浜田氏に提案し今後の活動に注目が集まる

ガーシー議員の海外渡航届が参院議院運営委で認められず

UAE=アラブ首長国連邦に滞在し国会を欠席しているNHK党参議院議員のガーシー氏について、参議院議院運営委員会は理事会を開き、ガーシー氏が提出している海外渡航届を認めないことを全会一致で決定しました。

ガーシー氏は欠席の理由を各国要人との面会予定があるためとしていますが、理事会は認めていません。

国会登院問題だけでなく、名誉棄損容疑などで家宅捜索も受け話題が尽きないガーシー氏に対し平河氏は「もう少しきちんとした形で色々なことを話していただきたいと思う」とコメントしました。

懲罰委員会って何?

ガーシー氏の登院問題でたびたび話題に上がる懲罰委員会というものがあります。正当な理由なく7日以内に登院せず、議長が催促しても従わなければこの懲罰委員会にかけられます。

過去には議事の進行妨害や国会議員への暴力・暴言で動議に付されたことはあるものの、ガーシー氏のような国会への欠席が理由になったことはありません。

懲罰は「戒告」「陳謝」「一定期間(30日を超えない)の登院停止」「除名」の4段階です。もしガーシー氏への懲罰が決定した場合、4つのどれになるのでしょうか?

最も重い懲罰は除名で、国会議員としての身分を失うことになります。除名処分は参議院では70年以上前に一度行われたきりです。

処分の重さ、また除名後も次の選挙では出馬可能であることなどから平河氏は「除名までは行かないのでは」と予想しました。

次に重い処分が登院停止ですが、そもそも登院していないガーシー氏に登院停止の処分というのも違和感があります。

平河氏は辞職勧告決議の可能性にも触れつつ「どう処分するのか委員会としてはかなり難しいところだろう」とコメントしました。

参院選直近の懲罰は2013年猪木氏

参院で懲罰が科された直近の事例は2013年。アントニオ猪木氏が参院の許可を得ずに北朝鮮を訪問したことで30日の登院停止処分を受けました。

許可を得ずに国会議員が海外訪問をしてしまうケースはたびたび発生しており、2022年には立憲民主党の小熊氏が無許可でウクライナを訪問したことで1か月の役職停止処分になっています。

アントニオ猪木氏の処分が2番目に重い登院停止だったことについて平河氏は「行き先が北朝鮮という国交のない国だったことで重くなったというのはあるかもしれない」とコメントしました。

NHK党立花党首「3月まで待てばいい」

ガーシー氏の登院問題についてNHK党党首の立花氏は「ガーシー議員は3月にも日本に帰ってくる方向で調整しているので議院運営委員会はそこまで待てばいいのでは」と発言しています。

ガーシー氏が帰国を延ばしている背景には、国会議員は国会期間中逮捕されない不逮捕特権があると言われています。しかし、すでに国会は始まっており今帰国したとしても不逮捕特権は適用されるため、真意は不明です。

平河氏はガーシー氏の帰国のタイミングについて「3月まで待つ事情があるならもう少し詳細に説明して欲しい」とコメントしました。

ドバイに出向いたNHK党の浜田氏によると、ガーシー氏は質問主意書を使った政治活動やボネクタによる情報発信を提案しているとのこと。

平河氏は「本人がどういう政治活動をしたいのかというところも見ていかないといけない」とコメントしました。

ガーシー氏に対しては与党が懲罰動議の提出を含め検討するよう求めており、今後の動きに注目です。

動画本編はこちら!

ガーシー氏海外渡航届認められず!懲罰が濃厚?今後の活動は?

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