雪室・雪下野菜×発酵食品 上越の食をふんだんに 「雪月花」特別便を運行 28日から予約受け付け トキ鉄

 えちごトキめき鉄道(上越市東町、鳥塚亮社長)は2月26日、観光リゾート列車「雪月花」の特別便「冬の新潟美食コース」を運行する。
 同特別便では、上越産の雪室・雪下野菜や発酵食品をふんだんに用いた料理を提供。予約は今月28日から、同社の公式予約サイトで受け付ける。先着順。
 「雪月花」のアドバイザーであるパシフィックプロジェクト(千葉県)代表取締役CEOの萩原勇作さんが監修。食材提供などに雪室推進プロジェクト、JAえちご上越の「あるるんの杜」が協力している。
 料理は同市中央1の飲食店「YAGAIYA」を営業する信田紘基さんが担当。創作和食が詰まった三段重、新潟の冬をイメージしたアミューズ(先付け)の他、萩原さんがローマ教皇へ提供したデザートを雪月花用にアレンジした「法王のティラミス」が味わえる。

信田さん(右)の説明で萩原さん(右から2人目)らがアミューズを試食した

 26日には同市大道福田のあるるんの杜で関係者へ向けた試食会が開かれた。この日はアミューズをお披露目。器には雪や枯れ葉をイメージした餅米と茶葉が敷かれ、その上に雪室・雪下野菜が入った笹団子や最中などが並ぶ。信田さんは「上越の食材の良さを知ってもらうことがコンセプト。地元ならではの創作料理に期待してほしい」と勧めている。

新潟の冬をイメージした「アミューズ」を提供する

 特別便の募集人数は25人(最少催行15人)。価格は2万6800円(大人・小児同額)、展望ハイデッキ席は1万5000円増しとなる。

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