座間の水質汚染問題、市が独自調査拡大へ 究明へ予算措置

追加調査の起点になる予定の鳩川・平和橋の排水路口付近=座間市座間1丁目

 地下水を主体にした水道事業を実施する神奈川県座間市で一部水源から暫定目標値を超える人体に有害な有機フッ素化合物「PFOS」「PFOA」が検出されている問題。市は27日までに、市内で暫定目標値の超過が続く鳩川・平和橋周辺で重点調査を追加実施する方針を固めた。2023年度当初予算案に関連経費を計上する予定。

 近くには在日米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)からも雨水が流入する排水路口がある。佐藤弥斗市長は「汚染原因の究明に向け、排水路を上流にたどる形で複数箇所で採水し、分析を強化したい」と話している。

© 株式会社神奈川新聞社