教室環境をスマートに管理 横須賀市、ICT化で実証実験 教員負担軽減へ

ニフコが開発しているセンサー

 神奈川県横須賀市は教室の窓の閉め忘れや照明の消し忘れ、二酸化炭素(CO2)濃度などを自動で検知できるシステムの実証実験を3月から、市立野比中学校(同市野比)で行う。さまざまなセンサーを設置して教室の情報通信技術(ICT)環境を整えることで、広い校舎内を日常的に見回っている教員の負担軽減を目指す。

 システムは自動車向けの合成樹脂大手「ニフコ」(同市光の丘)が、市の補助金を活用して市内拠点で開発。気温や湿度、空調の作動状況、児童・生徒の在室の有無などを手のひらほどの大きさのセンサーで感知する。

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