釣りするため出艇も 神奈川・真鶴沖でミニボート転覆、乗船していた男性死亡

(資料写真)

 29日午前8時20分ごろ、神奈川県真鶴町琴ケ浜沖で、ミニボートが転覆していると近くで釣りをしていた男性から118番通報があった。乗船していた男性2人が海中に投げ出され病院に運ばれた。30日午前7時20分ごろ、ボートを所有する横浜市瀬谷区在住の男性(67)が死亡が確認された。

 湘南海上保安署が事故原因や死因を調べている。男性2人のうち、寒川町在住の男性(59)は救命胴衣を着ていたが、死亡した男性は着用していなかったという。

 同保安署によると、2人はミニボート(全長約3メートル、幅約1メートル)に乗船し釣りをするため同町琴ケ浜を訪れ、同日午前7時半ごろに出艇。間もなく船内に波が打ち込んできたため、所有者の男性が状況確認のため立ち上がったところ船体がバランスを崩し転覆したという。現場に駆けつけた湯河原消防が発見し、病院に搬送された。

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