〈動画あり〉レルヒ祭2日目 雪遊びや飲食 晴天下で満喫 歓声と笑顔 金谷山包む

 「レルヒ祭―日本スキー発祥112周年―」(レルヒ祭実行委員会主催)は2日目の5日、メーン会場の上越市金谷山スキー場で各種イベントが行われた。一日を通して晴天に恵まれ、大勢の来場者がステージ発表や雪遊び、グルメなどを満喫した。

大人気だったスノーモービル体験。力強さやスピードに歓声が上がった

 2日目のイベントも多くが3年ぶりまたは4年ぶり。オープニングを飾ったのは高田西小4年生60人による「金谷山太鼓」で、大勢の観衆の前で金谷山の四季折々を太鼓のリズムと振り付けで表現。佐藤悠翔君は「緊張したけど、とても楽しかった」と語った。

オープニングを飾った高田西小4年生による金谷山太鼓の演奏

 雪遊びエリアでは多くの親子連れがそり遊びなどを楽しんだ。スノーモービルの乗車体験は特に人気で、力強く斜面を駆け上がるスピード感に歓声が上がっていた。市内から訪れた駒澤瑛美さん(37)は「すごいスピードで、スリルがあった」と笑顔。「小学生の太鼓もとても感動した」と話した。
 レルヒ少佐が伝えた一本杖スキーの保存伝承に取り組むレルヒの会も存在感を示し、イベント趣旨の一つであるレルヒ少佐の顕彰を大いに行った。午前と午後に一本杖スキーの滑走を披露。午後には講習会を行い、地元小学生や県外からのスキー客らが一本杖スキーの基本を学んだ。
 実行委の水澤純委員長はオープニングのあいさつで「3年ぶりに対面実施。皆さまの笑顔を見て非常にうれしい。この先も長く、ずっと続けていく必要があると確信した。もっと多くの人に知ってもらい、愛され続けるレルヒ祭にしていきたい」と述べ、〝再開〟からのさらなる発展を誓った。

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