さっぽろ雪まつりの作品に「肺」が登場 そのリアルさにネットざわつく

 「第73回さっぽろ雪まつり」が2月4日に開幕した。3年ぶりのリアル開催とあって、風物詩の復活に現地は久しぶりの盛り上がりを見せ、ネット上でも会場を訪れた人たちが雪像の画像をさまざまにアップ。ネット上を賑わせているが、雪像の題材としては意表をついたひとつの作品が一部で話題となっている。

ポジションは喫煙所の前

投稿したユーザーの写真をご覧いただければお分かりかと思うが、なんと肺の精巧な立体雪像が展示されているのである。しかもタイトルは「肺を大切に!」。他のユーザーの投稿によると、場所は市民による作品が展示されるエリアで、喫煙所の前だという。つまり禁煙をはじめとして、肺を大切にして健康に過ごしましょうというメッセージのようだ。

この雪像には多くの人が反応しており、なかには医師の方も「芸が細かい!」と感心している。プロが見ても、雪像としてなかなかのクオリティのようだ。

なお作者の「DS since 2010」なるグループは、6年前にも作品を展示している。この時も心臓の雪像を展示して話題になったようだ。

当時の作品名は「STOP!心臓病」。どうもこのグループは医療関係の啓発を目的に作品を展示しているようだ。編集部で調査したが、確認はとれなかったものの、おそらく大手製薬企業「第一三共」の有志で制作しているもよう。「Daiichi Sankyo」の頭文字をとったグループ名と推測される。付け加えると、第一三共の札幌支店は雪まつり会場に面した大通りにある。

 雪まつりは11日土曜日夜まで開催中。多くの作品が楽しめ、夜はライトアップもあるので、お時間のある方は「肺」にこだわらずお出かけしてみてはいかがだろうか。

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