横浜MにGK飯倉大樹復帰 足元技術に定評の36歳「心の底からうれしい」

完全移籍で加入するGK飯倉大樹(2018年撮影)

 J1横浜Mは9日、昨季限りで神戸を退団したGK飯倉大樹(36)=181センチ、75キロ=が完全移籍で加入すると発表した。背番号は21。約3年半ぶりの復帰となり、クラブを通じて「まずは『ただいま』と挨拶をさせていただきます。F・マリノスのエンブレムをつけて皆さんと一緒に戦えることを心の底からうれしく思う」などとコメントした。

 横浜Mの育成組織出身で2005年にトップチームに昇格。10、17、18年にはリーグ戦全試合でゴールを守るなど正GKとして活躍した。19年途中に神戸に移籍し、昨季はリーグ戦14試合に出場した。

 昨季ベストイレブンに選出された守護神高丘陽平(26)が米プロリーグMLSへの移籍に向けて離脱。横浜MのGKは現状若手3人態勢となっており、足元の技術に定評があり経験豊富な飯倉に白羽の矢が立った形だ。

 J1通算288試合の出場を誇る飯倉は「F・マリノスを離れ、このクラブには歴史と日本サッカー界を背負ってきた重みと誇りがあり、それを支える温かいファン・サポーターがいることを改めて感じた。クラブの発展に少しでも尽力できたらと思う」とした。

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